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中国の中秋節連休、旅行者平均消費額がコロナ禍前を上回る

発行済 2023-10-07 00:53
更新済 2023-10-07 00:55
© Reuters. 中国で、9月29日─10月6日の8日間にわたる中秋節の大型連休で、中国人の国内旅行消費が急増し、新型コロナウイルスのパンデミック前の水準を上回った。10月1日、杭州で撮影

[北京 6日 ロイター] - 中国で、9月29日─10月6日の8日間にわたる中秋節の大型連休で、中国人の国内旅行消費が急増し、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)前の水準を上回った。

中国政府の厳格な新型コロナウイルス規制(ゼロコロナ政策)が昨年末に解除されたことなどを受け、国内旅行が活況を呈した。今年は家族が集まって団らんする機会となっている中秋節の連休と国慶節(建国記念日)の休みが重なったため、例年より長い連休となった。

政府が6日発表したデータに基づくロイターの試算によると、大型連休中の旅行者の1回当たり平均消費額は911.6元(124.86ドル)となり、連休が7日間だった2019年の830.8元を上回った。ゼロコロナ政策を実施していた22年は680.6元にとどまっていた。

中国国営の新華社通信が発表したデータによると、23年の大型連休中の中国本土内での旅行は8億2600万回となり、19年を4.1%上回った。22年と比べると71.3%増えた。

新華社によると、23年の大型連休中の国内観光収入は計7530億元と、19年を1.5%上回った。22年の約2.3倍に膨らんだ。

一方、外国への旅行は航空便数が制約されていることや、航空券の価格高騰などが響いて回復が遅れている。

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