Ahmed Aboulenein Michael Erman
[ワシントン 1日 ロイター] - 米厚生省は1日、米国民の約4.5%に相当する1500万人強が10月27日までに改良型の新型コロナウイルスワクチンを接種したと公表した。
米疾病対策センター(CDC)のデータによると、昨年は10月26日時点で2300万人近くが追加接種(ブースター)を受けていた。昨年の接種は今年より約10日早く始まった。
米ファイザー、独ビオンテック、米モデルナ、米ノババックスがそれぞれ開発した改良型コロナワクチンは、オミクロン変異株の派生型「XBB.1.5」のみに対応している。XBB.1.5は今年の国内での流行の大半を占めたが、これとは異なる変異を持つ新たな派生型も見つかっている。
米公衆衛生当局者は、国民が毎年インフルエンザワクチンを接種するようにコロナワクチンを受けることに期待を寄せている。ただ新型コロナワクチンの需要は最初に利用可能になった2021年以降、大幅に落ち込んでいる。