Kopano Gumbi
[プレトリア 14日 ロイター] - 南アフリカ統計局が14日発表した第3・四半期の雇用者数は1670万人で、初めてコロナ禍前の規模を上回った。
金融や地域・社会サービス、農業が主な雇用増加セクター。過去10年で雇用が急減した鉱業と製造業は第3・四半期もそれぞれ3万5000人と5万人の減少となった。
失業率は31.9%で第2・四半期の32.6%から低下したものの、依然として世界最悪クラスの水準にとどまっている。
自発的に職探しをあきらめた人を含めた広義の失業率は41.2%。前期は42.1%だった。
南アは来年総選挙が行われる予定。各種世論調査によると、高い失業率と低調な経済成長が一貫して争点になると目されている。