Carlos Vargas Nelson Bocanegra
[ボゴタ 15日 ロイター] - コロンビア国家統計局は15日、第3・四半期の国内総生産(GDP)が前年同期比0.3%減少したと発表した。ロイター調査による市場予想(0.5%増)と、中央銀行の予想(0.4%増)をともに下回った。
四半期GDPのマイナス成長は新型コロナウイルス禍前の2020年第4・四半期以来。統計局の担当者は「四半期GDPが前年比でマイナス成長となるのは新型コロナウイルス禍以来」と述べた。
第3・四半期は、建設部門が8%減少、製造業と商業がそれぞれ6.2%と3.5%減少した。
一方、医療、教育、防衛を含む公的部門は5.3%増、娯楽とレクリエーションは4.9%それぞれ増加した。鉱業も3.5%増加した。
民間投資は前年比33.5%の大幅減だった。
スコシアバンクのチーフエコノミスト、セルジオ・オラルテ氏は、「数字は極めて悪かった。中銀はこれを受けて12月にも利下げ開始を検討する可能性がある」と述べた。
第3・四半期GDPは前期比では0.2%増だった。