[モスクワ 22日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は22日、モスクワで中国外交担当トップの王毅氏と会談する。クレムリン(大統領府)が発表した。
一方、王氏はこれに先立ちロシアのラブロフ外相と会談し、モスクワ訪問中に新たな合意に達すると期待していると表明。「国際情勢がどのように変化しようとも、中国はロシアとともに、大国間の関係発展における前向きなトレンドを維持する努力を続けてきた。これからもそうすることに引き続きコミットする」と述べた。
王氏は中ロ関係の「強化・深化」に取り組むと言明。訪問中にどのような合意がなされるのか、詳細は明らかにされなかった。
中国の習近平国家主席がロシア訪問を準備しているとの米紙ウォール・ストリート・ジャーナルの報道について、ロシア大統領府のペスコフ報道官は時期が明確になった段階で発表する考えを示した。
「ロシアと中国の首脳は誠実な対話を継続している」と指摘。ロシアは中国との高度な戦略的パートナーシップを重視しているとし、これは首脳同士で定期的な対話が行われていることを意味すると述べた。
その上で「次回の会談の概要と時期が明らかになり次第公表する」とした。
王氏は18日にブリンケン米国務長官と会談。ブリンケン氏は中国がロシアのウクライナ侵攻で物的支援を提供しないよう警告した。[nL4N34Z02O]
この問題について問われたぺスコフ氏は「中国はすでにこの質問に答え、明確に否定している。さらに付け加えることはない」と述べた。