[1日 ロイター] - 米実業家イーロン・マスク氏が最高経営責任者(CEO)に就任したツイッターで幹部の退社が相次いでいる。投稿文や関係筋によると、ここ数日で広告やマーケティングの責任者らも同社を去った。
マスク氏はツイッター買収完了後、パラグ・アグラワルCEOやネッド・シーガル最高財務責任者(CFO)ら上層部を直ちに解任。最高顧客責任者兼広告販売トップを務めていたサラ・パーソネッテ氏も1日、先週辞任したことを自身のツイッターで明らかにした。
また、最高人材・多様性責任者のダラナ・ブランド氏も同日、ビジネス向け交流サイト(SNS)「リンクトイン」の投稿で、同じく先週辞任したことを明らかにした。コアテクノロジー担当ゼネラルマネジャーのニック・コールドウェル氏は10月31日の夜までにツイッター上のプロフィール欄を「元ツイッター幹部」に変更し、退職したことを確認した。
関係筋によると、最高マーケティング責任者のレスリー・バーランド氏、製品責任者のジェイ・サリバン氏、グローバルセールス担当副社長のジャンフィリップ・マウ氏もツイッターを離れた。辞任したのか、退社を要請されたのかは今のところ不明だ。
コールドウェル氏はプロフィール欄以上のコメントを避けた。他はコメント要請に応じなかった。
ロイターの取材に応じた複数の従業員は、会社の将来についてほとんど連絡を受けない状態が続いていると語った。2日に予定されていた全社員会議は中止された。