8.01HKドル（+12.03％）＝12:55現在
中国3大航空会社の一角を占める中国南方航空(1055/HK)が急騰。 同社は8日引け後、15年6月中間期の業績予告を発表し、最終損益が黒字に転じるとの見通しを明らかにした。
34億～36億人民元（約660億～700億円）の純利益を計上する見込みという。
前年同期は3億600万人民元の赤字だった。
航空需要の回復で売り上げが拡大する。
加えて、原油相場の下落により、燃油コストが大幅に低減された。
コスト管理能力の増強を受け、粗利益率が大幅に改善したと説明している。
■企業紹介 広東省・広州市の新白雲国際空港を拠点とする南方航空は、813路線を運航し、主要207都市を結ぶ。
14年8月、保有機体数は600機に達した。
14年の旅客数は1億76万人（↑9.8％）に上り、中国の航空会社で初めて大台乗せを達成している。
08年1月、東方航空（670/HK）と戦略提携。
世界的な航空連合「スカイチーム」に所属する両社は、航空機材の調達や地上業務の分担などで協力している。
【亜州IR】