■財務状況と株主還元策
(1)財務状況
ジャパンベストレスキューシステム (T:2453)の2016年3月末の財務状況を見ると、総資産は前期末比1,563百万円増加の13,494百万円となった。
主な増減要因を見ると、流動資産では売上債権が301百万円、現預金が247百万円、未収入金が180百万円それぞれ増加し、前期末比で723百万円の増加となった。
また、固定資産では投資有価証券が保有有価証券の値上がりにより902百万円増加し、前期末比では848百万円の増加となった。
負債合計は前期末比388百万円増加の6,914百万円となった。
主な変動要因は、長期借入金が163百万円減少し、繰延税金負債が316百万円、長期前受収益が187百万円それぞれ増加した。
また、純資産は前期末比1,175百万円増加の6,579百万円となった。
その他有価証券評価差額金が699百万円増加したことに加えて、利益剰余金が470百万円増加したことによる。
経営指標を見ると、経営の安全性を示す流動比率や自己資本比率、有利子負債比率はすべて改善している。
前期に不採算事業を撤退し、財務体質の強化に取り組んできた効果が出てきているものと思われる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)
(1)財務状況
ジャパンベストレスキューシステム (T:2453)の2016年3月末の財務状況を見ると、総資産は前期末比1,563百万円増加の13,494百万円となった。
主な増減要因を見ると、流動資産では売上債権が301百万円、現預金が247百万円、未収入金が180百万円それぞれ増加し、前期末比で723百万円の増加となった。
また、固定資産では投資有価証券が保有有価証券の値上がりにより902百万円増加し、前期末比では848百万円の増加となった。
負債合計は前期末比388百万円増加の6,914百万円となった。
主な変動要因は、長期借入金が163百万円減少し、繰延税金負債が316百万円、長期前受収益が187百万円それぞれ増加した。
また、純資産は前期末比1,175百万円増加の6,579百万円となった。
その他有価証券評価差額金が699百万円増加したことに加えて、利益剰余金が470百万円増加したことによる。
経営指標を見ると、経営の安全性を示す流動比率や自己資本比率、有利子負債比率はすべて改善している。
前期に不採算事業を撤退し、財務体質の強化に取り組んできた効果が出てきているものと思われる。
(執筆:フィスコ客員アナリスト 佐藤 譲)