【大幅安となる】16700-16900円のレンジを想定=村瀬 智一
9日のNY市場は大幅に下落。
ボストン連銀総裁は「長期的に低金利を維持することは米経済の過熱に繋がる」と発言。
これを受けて長期金利が上昇し売りが先行。
また、原油相場の下落が嫌気されたほか、北朝鮮による核実験実施によって投資家心理が悪化したこともあり、終日軟調推移となった。
ダウ平均は394.46ドル安の18085.45、ナスダックは133.57ポイント安の5125.91。
シカゴ日経225先物清算値は大阪比210円安の16650円。
米株安の流れを受けて売り先行となり、25日線レベルでの攻防になりそうだ。
これにより、MACDは陰転シグナルを発生させてくる。
また、8月末の調整局面ではボリンジャーバンドの-1σレベルまで下げたこともあり、25日線を割り込んでくるようだと、16600円辺りまでの調整は意識しておく必要もあろう。
そこまでの調整をみせてくると、パラボリックのSAR値にタッチすることになり、陰転シグナルが発生する。
週足の一目均衡表の雲下限をキープできず、調整ムードが強まりやすいところである。
16700-16900円のレンジを想定する。