ブラックフライデーがやってきました! 最大60%割引InvestingProをお見逃しなく 特別セールを請求する

リソー教育 Research Memo(2):完全1対1の進学個別指導塾TOMASを軸に教育マーケットで不動の位置を確立

発行済 2017-07-05 15:02
更新済 2017-07-05 15:33
リソー教育 Research Memo(2):完全1対1の進学個別指導塾TOMASを軸に教育マーケットで不動の位置を確立
4714
-
■会社概要

1. 会社概要
リソー教育 (T:4714)は、完全1対1の進学個別指導専門塾「TOMAS」を軸に、「すべては子どもたちの未来のために」という考え方で高品質な「本物」の教育サービスを提供している。
徹底した差別化戦略によって日本を代表する「Only One」を目指すことが経営の基本方針である。
グループ企業は7社で、5つの事業(学習塾、家庭教師派遣教育、幼児教育、学校内個別指導、その他)を行っている。


2. 沿革
同社は、現取締役相談役の岩佐実次(いわさみつぐ)氏が株式会社日本教育公社を東京都新宿区に設立、「理想教育研究所」の名称で教室を展開したことから始まった。
当初は、1クラス6名の学力別クラス編成で、従来の一斉集団指導に伴う弊害を排除した質の高い少人数指導をスタートした。
1990年には同社独自の「完全個室(全室黒板付)の1:1の個人教授システム」を開発し、教室名を「東京マンツーマンスクール」に改称し、2000年には愛称の「TOMAS」を正式名称とした。
この間、1998年には社名を株式会社リソー教育に変更し、株式を店頭登録すると、2001年に東証2部上場、翌2002年には東証1部上場を果たした。


並行して事業拡大を図り、2003年には家庭教師派遣部門を分社化して名門会を設立し、同時に、幼稚園受験、小学校受験指導の伸芽会を買収して本格的に事業の多角化を始めた。
その後ビジネスは順調に拡大し、2004年6月期に連結売上高が100億円を突破、2013年2月期には200億円の大台まであと一歩と迫ったが、2013年末に不適切な経理処理が発覚し、2014年2月期、2015年2月期は業績が伸び悩んだ。
しかし、2016年2月期、2017年2月期と直近2期は増収増益であり、V字回復を果たしている。


3. 強み
(1) 独自の教育運営システム
同社では、学習効果を上げるためには、指導の質ばかりでなく、生徒を取り巻く関係者が相互に理解し、信頼関係を築くことが重要と考えている。
生徒、保護者、講師、そして担任の四者が一体となり、緊密なコミュニケーションを取っている。
保護者・生徒面談のほか、日常的な連絡手段として、家庭と教室との電話によるホットラインを設けている。
また、講師の指導・マネジメントに当たる担任社員が、責任を持って成績を管理している。
このクラス担任システムこそがTOMAS独自のノウハウであり、ほかの個別指導塾との大きな違いと言える。


(2) 専任の営業担当者
新規の受講生徒集めに関しては、専門の営業部隊を配した子会社TOMAS企画が担当している。
新校舎の開校前には彼らが2~3ヶ月で新規受講生を集めるとのことである。
他の学習塾と異なり、この専門営業部隊がいることも同社の特徴と言える。


(執筆:フィスコ客員アナリスト 内山 崇行)

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます