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今日の為替市場ポイント:日経平均株価と米長期金利の動向を注視へ

発行済 2018-02-28 08:43
更新済 2018-02-28 09:00
今日の為替市場ポイント:日経平均株価と米長期金利の動向を注視へ
27日のドル・円相場は、東京市場では106円79銭から107円10銭まで上昇。
欧米市場でドルは106円94銭から107円68銭まで一段高となり、107円34銭で取引を終えた。


本日28日のドル・円は、107円台前半で推移か。
パウエルFRB議長の議会証言を受けたドル買い・円売りが継続している。
日経平均株価と米長期金利の動きをにらみ、107円台を挟んだ神経質な展開となりそうだ。


パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長は27日の下院金融サービス委員会で、米景気や物価見通しの改善を示し、「さらなる緩やかな利上げが最善」であると強調した。
市場では利上げに積極的な「タカ派」と受け止められ、利上げペースが今後加速する可能性があるとの見方が浮上した。
これを受けて、米長期金利が2.90%台まで上昇したことから、ドル買い・円売りが加速。
ただ、同時に米株式市場が下落したことが、ドルは107円台前半で伸び悩む展開となっている。


本日の東京市場は日経平均株価の動きや米長期金利の動きを眺め、主に107円台前半から半ばでのレンジ内取引なると予想される。
ただ、日経平均株価が軟調に推移した場合は、投資家のリスク回避姿勢が強まり比較的安全資産とされる円を買う動きが強まることから、ドル・円は107円を下回る可能性もある。



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