9日のドル・円相場は、東京市場では112円93銭から113円39銭まで反発。
欧米市場でドルは113円33銭から112円87銭まで反落し、112円95銭で取引を終えた。
本日10日のドル・円は、113円を挟んだ水準で推移か。
米長期金利の上げ渋りを意識して、リスク選好的なドル買い・円売りは引き続き抑制される可能性がある。
国際通貨基金(IMF)は9日、2018年と2019年の世界経済見通しをいずれも3.9%から3.7%に引き下げることを発表した。
貿易摩擦や金融環境の引き締まりによる影響が考慮されたようだ。
具体的には、米中双方が輸入関税を発動していること、ユーロ圏や日本、英国の景気減速、アルゼンチンやブラジルなど新興市場からの資本流出などが世界経済見通しの引き下げにつながったとみられている。
ただし、米連邦準備制度理事会(FRB)は2019年も金利引き上げを継続する方針を堅持するとみられており、金融政策の運営はIMFの予想に左右されることはないだろう。
一部の市場関係者は「2019年の世界経済の成長率はIMF予想の3.7%を下回る可能性がある」と指摘している。
また、債券市場関係者の間からは「不確定要因が多く存在しており、米国と中国の成長見通しについては予断を許さない状況が続く」との声が聞かれている。
為替については米財務省が公表する為替報告書の内容次第となりそうだが、短期的にリスク選好的なドル買いは一段と抑制される可能性がある。
欧米市場でドルは113円33銭から112円87銭まで反落し、112円95銭で取引を終えた。
本日10日のドル・円は、113円を挟んだ水準で推移か。
米長期金利の上げ渋りを意識して、リスク選好的なドル買い・円売りは引き続き抑制される可能性がある。
国際通貨基金(IMF)は9日、2018年と2019年の世界経済見通しをいずれも3.9%から3.7%に引き下げることを発表した。
貿易摩擦や金融環境の引き締まりによる影響が考慮されたようだ。
具体的には、米中双方が輸入関税を発動していること、ユーロ圏や日本、英国の景気減速、アルゼンチンやブラジルなど新興市場からの資本流出などが世界経済見通しの引き下げにつながったとみられている。
ただし、米連邦準備制度理事会(FRB)は2019年も金利引き上げを継続する方針を堅持するとみられており、金融政策の運営はIMFの予想に左右されることはないだろう。
一部の市場関係者は「2019年の世界経済の成長率はIMF予想の3.7%を下回る可能性がある」と指摘している。
また、債券市場関係者の間からは「不確定要因が多く存在しており、米国と中国の成長見通しについては予断を許さない状況が続く」との声が聞かれている。
為替については米財務省が公表する為替報告書の内容次第となりそうだが、短期的にリスク選好的なドル買いは一段と抑制される可能性がある。