[オタワ 8日 ロイター] - カナダ統計局が8日発表した10月の雇用統計は、雇用者数が1800人減となり、予想の1万5900人増に反して減少した。雇用は製造業と建設業を中心に減少。失業率は5.5%と前月から横ばいだった。
正社員の前年比賃金上昇率4.4%増加した。
雇用はサービス部門が3万9000人増。金融、不動産、保険、リース業などで増加した。
一方、生産部門は4万0900人減少した。このうち製造業は2万3100人減、建設業は2万1300人減。製造業はオンタリオ州での減少が顕著だったが、建設業は全国的に減少した。
カナダ銀行(中央銀行)2018年10月以降、政策金利を1.75%に据え置いているが、10月の決定会合では世界的な通商問題の影響を緩和するために向こう数カ月の利下げは排除しないとの姿勢を示した。