[シドニー 13日 ロイター] - ナショナル・オーストラリア銀行(NAB) (AX:NAB)は13日、豪中銀の次回の利下げ時期の予想を今年12月から来年2月に変更した。非伝統的な金融政策が導入される可能性があるとも指摘している。
NABは今年12月の利下げが「最も理想的」としながらも、中銀が来年2月に政策金利を25ベーシスポイント(bp)引き下げ0.5%にすると予想した。
コモンウェルス銀行、ANZ、ウエストパックなど、他の国内大手行も来年2月の利下げを予想している。
NABのチーフエコノミスト、アラン・オスター氏はリポートで「今後景気は回復するが、失業率の悪化を回避できるほど力強いペースにはならない見通しだ」と指摘。
「同時に、政府は目先、大規模な財政刺激を実施しない方向とみられる。労働市場が悪化するという当行の予想が現実のものとなれば、追加利下げや非伝統的な政策を含め、中銀の一段の緩和の必要性が高まる」との見方を示した。
金利先物市場は70%以上の確率で来年6月までに25bpの利下げがあると予想している。
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