[ロンドン 2日 ロイター] - インターナショナル・エアラインズ・グループ(IAG) (L:ICAG)傘下の英航空大手ブリティッシュ・エアウェイズ(BA)は、従業員3万2000人前後の一時帰休について労組と交渉している。新型コロナウイルスの感染拡大による旅客需要の落ち込みに対応するためという。関係筋が明らかにした。
BAは大幅な減便を実施しており、世界の航空業界を直撃している緊急事態を乗り切るためにはコスト削減が必要だと訴えていた。
関係筋は「交渉はまだ妥結していない」としたうえで、客室乗務員、地上職員、エンジニア、本社在勤者など、パイロットを除いた従業員の80%前後が交渉の対象になっていると述べた。交渉は1週間ほど続いているという。
BAは既にロンドンのガトウィック空港とシティ空港からのフライトを停止している。
パイロットとは、4月と5月に2週間の無給休暇を取ることで既に合意している。