[東京 23日 ロイター] - 日本百貨店協会が23日発表した5月の全国百貨店売上高は、店舗数調整後で前年比65.6%減の1515億円と、8か月連続のマイナスとなった。
5月は新型コロナウイルス感染拡大を受けた緊急事態宣言により全国的に百貨店の営業自粛が広がったが、月後半から段階的に宣言が解除されたことで順次営業が再開し、売上高も徐々に持ち直した。売上高の前年比は、過去最大の落ち込みを記録した4月(同72.8%減)よりはマイナス幅が縮小した。
訪日外国人向け売上高は、外国人の入国規制などから同97.5%減の7.7億円と厳しい状況が続いている。
調査対象の百貨店は73社・203店舗。東京地区は前年比71.6%減と、8カ月連続のマイナスとなった。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200623T074114+0000