[26日 ロイター] - 6月の米自動車販売台数は約25%減の109万台と、4月の落ち込みから引き続き改善する見通しであることが、自動車業界コンサルタントのJDパワーとLMCオートモーティブの集計で26日明らかになった。新型コロナウイルスのロックダウン(都市封鎖)措置が緩和され、自動車需要が緩やかに回復しているという。
米自動車販売は4月に40%以上、5月に29%減少していた。
声明で「自動車業界は6月に引き続き回復する兆しを示した」と指摘。「抑圧されてきた需要や各州の新型コロナ抑制措置の緩和、インセンティブの拡大などが組み合わさり、追い風になっている」とした。
JDパワーとLMCオートモーティブによると、自動車メーカーによる過去最高水準のインセンティブが自動車販売の回復につながっており、インセンティブに関する支出は前年同月から445ドル増え、6月としては過去最高の4411ドルに達する勢いという。
ただ、新型コロナのパンデミック(世界的大流行)下での在庫の制約や抑圧された需要の後退により、自動車販売の全体的な回復ペースが損なわれる可能性があるとした。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20200626T141040+0000