[ワシントン 6日 ロイター] - 米商務省が6日発表した昨年11月の製造業新規受注は前月比1.0%増と、市場予想の0.7%増を超える伸びとなった。設備投資も底堅く、製造業の回復が続いていることを示した。
10月の製造業新規受注は1.3%増だった。
11月の前年同月比は7.3%減だった。
米経済の11.9%を占める製造業は、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)によって需要がサービスからモノへ移行していることが下支え要因となっている。米供給管理協会(ISM)が5日に発表した12月の製造業景気指数は2018年8月以来の高水準を付けた。
民間設備投資の先行指標とされる資本財から国防関連と航空機を除くコア資本財受注は前月比0.5%増と、当初発表の0.4%増から上方改定された。
国内総生産(GDP)の設備投資の算出に用いられるコア資本財の出荷は前月比0.5%増と、当初発表の0.4%増から上方改定された。
設備投資は第3・四半期に持ち直し、6四半期ぶりにプラスへ転じた。第3・四半期GDPは年率33.4%増だった。第2・四半期GDPは31.4%減と、政府が統計を開始した1947年以来の大幅な落ち込みだった。