[25日 ロイター] - ドイツの市場調査グループGfKが発表した4月の独消費者信頼感指数はマイナス6.2と、前月のマイナス12.7(改定値)から改善した。
予想のマイナス11.9も上回り、昨年11月以来の高水準となった。
改善は2カ月連続。3月上旬に新型コロナウイルス流行に伴うロックダウン(都市封鎖)措置が緩和されたことを受けた。
ただ、約2000人のドイツ人を対象に行った今回の調査は3月3─15日に実施された。これは政府がロックダウン措置を4月18日まで延長することを決める前に当たる。
GfKのリサーチャー、ロルフ・ビュルクル氏は「新たな厳しいロックダウンで消費者を巡る環境は深刻な打撃を受け、現在の改善状況は一時的なものにとどまりそうだ」と指摘。消費者信頼感の持続的な回復はかなり先になるとして、小売業者と製造業者にとって厳しい時期が続くとのの見方を示した。 OLJPBUS Reuters Japan Online Report Business News 20210325T075923+0000