[ロンドン 8日 ロイター] - 英王立公認不動産鑑定士協会(RICS)が8日公表した調査によると、6月の国内住宅市場の価格動向を示す指数は1988年以来の高水準となった。
しかし、売りに出される住宅の数は少なく、買い手の需要は伸び悩んでいる。
6月のRICS住宅価格指数(「上昇」との回答から「下落」との回答を引いた数値)はプラス83で、5月のプラス82(改定値)から上昇した。これは1988年以来の高水準。
ロイターがまとめたエコノミスト予想では、プラス77に低下するとみられていた。
新規掲載物件数は5月のマイナス24からマイナス34に低下。買い手からの問い合わせ数もプラス14に鈍化した。
RICSは「この現象は英国の全地域で起きており、不動産販売税の緊急引き下げが縮小され始めた時期と一致している」とした。