[ジャカルタ 14日 ロイター] - インドネシアのスリ財務相は14日、インドネシアは20カ国・地域(G20)の次期議長国として、パンデミック(世界的大流行)からの均衡の取れた世界的な景気回復の促進に努めると述べた。
世界第4位の人口規模を持つインドネシアは、12月から1年間、イタリアに続いて輪番制のG20議長国を務める。
スリ財務相は「新型コロナウイルスによるパンデミックからの世界的な回復の方向性を決定するにあたり、インドネシアには戦略的な機会がある」とし、G20では、新型コロナ禍への対処にあたり各国が導入した金融・財政政策を終了させる時期が討議の焦点になると指摘。「各国はそれぞれ異なる事情を抱えているため、困難が予想される」と述べた。
このほかインドネシア中央銀行のペリー・ワルジヨ総裁は、デジタル決済を後押しするために、中銀が発行するデジタル通貨(CBDC)の促進にも努めると述べた。