[ブリュッセル 15日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が15日発表した2021年第4・四半期のユーロ圏域内総生産(GDP)改定値は前期比0.3%増加で、同第3・四半期から伸びが大幅に鈍化した。前年比では4.6%増加した。
前期比、前年比ともに速報値と同じだった。
昨年第4・四半期の雇用者数は前期比0.5%増、前年比2.1%増でロイターがまとめたエコノミスト予想と一致した。
昨年12月の貿易統計によると、輸出は季節調整前の前年比14.1%増、輸入は同36.7%増で貿易収支(同)は46億ユーロの赤字となった。前年同月は283億ユーロの黒字だった。
季節調整後では貿易収支は97億ユーロの赤字。赤字幅は11月の18億ユーロから拡大した。
エネルギー貿易の赤字幅は価格高騰で21年は2767億ユーロに拡大した。20年は1572億ユーロだった。
国別では、最大のエネルギー調達先であるロシアに対する貿易赤字が約4倍増の692億ユーロ。対ノルウェーも180億ユーロの赤字に転落した。