[パリ 1日 ロイター] - IHSマークイットが1日発表した2月のフランスの製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は57.2と、前月の55.5から上昇した。速報値の57.6からは下方修正された。
需要が増加したが、インフレ圧力が高まった。
同社のシニアエコノミスト、ジョー・ヘイズ氏は「供給網のデータは慎重ながらも楽観的できる兆しがある。入荷の遅延ペースは約1年ぶりの低水準だった。一部の原材料が入手しやすくなったとの回答があった。ただ、過度な楽観は禁物だ。ここからかなりの遅れを取り戻す必要がある」と指摘。
「インフレを巡る状況は引き続きあまり明るいとは言えない。コストと販売価格の上昇が続いている。投入物の需要が依然旺盛でサプライヤーが値上げを続けている。ただ、多くの企業は代金を支払い顧客に転嫁しているようだ」と述べた。