ブラックフライデーがやってきました! 最大60%割引InvestingProをお見逃しなく 特別セールを請求する

日野自、今期540億円の最終赤字に下方修正 エンジン不正で特損

発行済 2022-03-29 19:20
更新済 2022-03-29 19:28
© Reuters. 日野自動車は29日、2022年3月期(今期)の連結純損益が540億円の赤字に転落する見通しと発表した。従来見込んでいた150億円の黒字から下方修正した。写真は日野自動車の

[東京 29日 ロイター] - 日野自動車は29日、2022年3月期(今期)の連結純損益が540億円の赤字に転落する見通しと発表した。従来見込んでいた150億円の黒字から下方修正した。エンジンでの試験データ不正行為に関連して、合計680億円の特別損失を計上する。前期(約74億円の赤字)に続く最終赤字となり、期末配当予想は変更の有無を現在検討中という。

特別損失については、不正行為のあったエンジン搭載車両のリコール(無償回収・修理)費用や税制優遇追加納付費用として約400億円を計上する。北米市場向けエンジンの認証課題に起因して販売店や部品仕入れ先、顧客との合意に基づく補償損失を160億円見込んでいたが、当初見込みを120億円上回ることが判明し、特別損失として約280億円も計上する見込み。

© Reuters. 日野自動車は29日、2022年3月期(今期)の連結純損益が540億円の赤字に転落する見通しと発表した。従来見込んでいた150億円の黒字から下方修正した。写真は日野自動車のロゴ。東京で2017年撮影。(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon )

今期の売上高も1兆4200億円(従来は1兆4600億円)に、営業利益も320億円(同540億円)にそれぞれ引き下げた。エンジン認証不正行為に起因する出荷停止などで営業損益が悪化する。

9月15日にリコールを届け出た大型トラックの部品不具合で、修理内容変更に伴い、追加発生費用約180億円を営業費用(製品保証引当金繰入額)として計上することも織り込んだ。

国土交通省は29日、道路運送車両法に基づき、不正が確認された対象エンジン4種類に関する型式指定を取り消す行政処分を科した。事実上、対象エンジンを搭載した車両の生産はできなくなる。

最新のコメント

当社アプリをインストール
リスク開示書: 金融商品や仮想通貨の取引は投資金額を失う高いリスクがあります。仮想通貨の価格は非常にボラティリティーが高く、金融、規制、政治など、外的な要因に影響を受けることがあります。また信用取引はリスクが高いことを十分に理解してください。
金融商品または仮想通貨の取引をする前に、金融市場での取引に関わるリスクやコストについて十分に理解し、専門家の助言を求めたり、ご自身の投資目的や経験値、リスク選好等を注意深く検討することを推奨いたします。
Fusion Media によるこのウェブサイトのデータが、必ずしもリアルタイムおよび正確ではないということをご了承ください。またデータや価格が、必ずしも市場や取引所からではなく、マーケットメーカーにより提供されている場合があります。その為、価格は気配値であり、実際の市場価格とは異なる可能性があります。Fusion Media および当ウェブサイトへのデータの提供者は、当ウェブサイトに含まれる情報を利用したすべての損失に対して一切の責任を負わないものとします。
Fusion Media およびデータ提供者による事前の書面の許可なしに、当ウェブサイト上のデータを使用、保存、複製、表示、変更、送信、配信することを禁じます。すべての知的財産権は当ウェブサイト上のデータの提供者、または取引所が有します。
Fusion Media は当ウェブサイトに表示される広告により報酬を得ることがあります。
上記内容は英語版を翻訳したものであり、英語版と日本語版の間に不一致がある時は英語版が優先されます。
© 2007-2024 - Fusion Media Limited. 無断複写・転載を禁じます