[マドリード 26日 ロイター] - スペインの銀行大手サンタンデールが26日発表した第1・四半期決算は、純利益が前年比58%増加した。欧州部門の収入が増加したほか、南アメリカ部門も好調だった。
第1・四半期の純利益は25億4000万ユーロ(27億2000万ドル)。5億3000万ユーロのリストラ費用を計上した前年同期は、16億0800万ユーロだった。
ロイターがまとめたアナリストの純利益予想は22億6000万ユーロだった。
基調ベースの純利益は約19%増加、欧州では融資の伸びなどが寄与して30%増加した。
中南米地域を中心に進める多角化で金融危機以降の厳しい環境に対処しており、低金利下でコスト削減などを行っている。