[ベルリン 29日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が29日発表した第1・四半期の国内総生産(GDP)速報値は0.2%増だった。堅調な投資に支えられたものの、2月末からロシアのウクライナ侵攻の影響を受け始めた。
ロイター調査の予想は0.1%増だった。
統計庁は「2月以降、ウクライナ情勢の短期的な景気見通しへの影響が増大している」と述べた。
ドイツ政府は27日、2022年の成長率予想を1月時点の3.6%から2.2%に引き下げる一方、今年のインフレ率予想は6.1%に引き上げた。ハベック経済相は、成長率鈍化はロシア産エネルギー禁輸や制限措置を前提にしておらず、現実となればリセッション(景気後退)に陥る恐れがあるという認識を示した。