[ベルリン 24日 ロイター] - ドイツのリントナー財務相は24日、ロシアの侵攻が続く限り、ウクライナ復興資金の規模を特定することは不可能という認識を示した。
リントナー財務相は「ウクライナ側は復興について、さほど言及していない。優先事項は戦争を終結させ、ウクライナの国家機能を確保することだ」と述べた上で、「国の再建に必要な資金が、どれほどの規模となるかを特定することは誰にもできない」とした。
さらに、ウクライナ復興に向けた資金援助は、欧州だけの責任ではなく、国際通貨基金(IMF)や世界銀行、民間の銀行セクターなども関与することになると述べた。
また、制裁で凍結されたロシアの資産を差し押さえ、ウクライナ復興資金に充てる可能性についても言及した。