[ロンドン 8日 ロイター] - 英住宅金融ハリファクスが8日発表した5月の国内住宅価格は前年比10.5%上昇した。伸び率は3カ月連続で鈍化し、1月以来の低水準となった。家計が高インフレに苦しむ中、需要のさらなる冷え込みが見込まれている。
4月の上昇率は10.8%だった。
一方、5月の前月比伸び率は1.0%と、11カ月連続でプラス。4月は1.2%上昇していた。
ハリファクスのマネジングディレクター、ラッセル・ガレー氏によると、売り物件不足が依然として住宅価格上昇の主因。一方で、家計にかかるインフレ圧力もあり、住宅市場は冷え込みの兆しを見せ始めている。
また、昨年に比べて全体的な購入需要が減少しており、売り手市場のピークは過ぎた可能性があるという。