[パリ 2日 ロイター] - S&Pグローバルが2日発表した10月のフランス製造業購買担当者景気指数(PMI)改定値は47.2と、速報値の47.4から下方修正された。これは2020年5月以来の低水準。
インフレ圧力が重しとなった。9月は47.7だった。
新規受注も急減した。
S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのシニアエコノミスト、ジョー・ヘイズ氏は「10月は企業が経済見通しの悪化に対応し、新規の原材料購入が急減した。これによりサプライヤーの負担が減り、インフレ高進の原因となっている需給不均衡にも対処できる見通しだが、歴史的に見ると物価圧力は依然として高い」と指摘。
「欧州ではここ数週間、天然ガス価格が低下しており、フランスの製造業にとっては安心材料となるだろう。事例報告によると、エネルギーは現時点で依然としてコスト圧力の主因となっている」と述べた。