[シンガポール 3日 ロイター] - 中国政府は今年最初の石油製品の輸出枠発給で、前年比46%増の1899万トンを割り当てた。
複数のコンサルティング会社が3日、明らかにした。石油製品の生産促進、輸出利益の確保が狙い。国内需要の低迷に対応する。
同国の原油処理量が増え、上半期の石油製品輸出が記録的な高水準を維持する可能性がある。欧州連合(EU)は2月にロシアの軽油輸出に対する制裁を発動する予定で、ロシアの輸出減少の影響が緩和される可能性もある。
輸出枠の対象はガソリン、軽油、ジェット燃料など。1年前に発給した輸出枠は1300万トンだった。コンサルティング会社のJLCとLongzhongが明らかにした。
輸出枠は中国石油化工、中国石油天然ガス集団、中国海洋石油、中国中化集団、浙江石油化工などに発給された。
商務省のコメントは取れていない。