［ベルリン ８日 ロイター］ - 独連邦統計庁が８日発表した１月の鉱工業生産指数は前月比３．５％上昇し、上昇率は市場予想を大きく上回った。
ロイターがまとめたアナリスト予想は１．４％上昇だった。
統計局によると、電子機器や化学製品の生産が大幅に増えたことが全体の伸びにつながった。
一方、自動車や自動車部品、医薬品の生産は非常に軟調だった。
経済省は１月の鉱工業生産指数の上昇について、昨年１２月の大幅低下を考慮して分析すべきだと指摘。より有意の２カ月で比較すると０．６％低下だった。１２月の指数は上方改定後で２．４％低下していた。
それでも、経済省は景気見通しの改善やサプライチェーンのボトルネック緩和を示す調査結果を挙げ、トレンドは「慎重ながらも楽観的」との見方を示した。
「依然として受注が堅調な状況と合わせると、年初の景気減速は緩やかなものだろう」と指摘した。