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NYの視点:米5月耐久財受注で、2QのGDP見通し引き下げ

発行済 2015-06-24 07:13
更新済 2015-06-24 07:33
NYの視点:米5月耐久財受注で、2QのGDP見通し引き下げ
米商務省が発表した5月耐久財受注は前月比1.8%減と、予想外に4月の1.5%減から悪化。
2カ月連続のマイナスとなった。
フランスパリで開催された航空ショーを控えて各社が航空機の受注を控えたため変動の激しい航空機受注が49.4%減少したことが影響したと見られている。
輸送用機器を除いた受注は前月比0.5%増と予想に一致。
しかし、4月分は0.5%増から0.3%減に下方修正された。
企業の設備投資の先行指標となる航空機を除いた非国防資本財受注は0.4%増と、4月の0.3%減から増加に改善。
原油安の影響を受けて落ち込んだ企業の設備投資が改善する可能性を示唆した。
ただ、4月分は1.0%増から0.3%減に大幅に下方修正された。
国内総生産(GDP)の算出に使用されるコア資本財の出荷は4月に続き0.3%増で市場予想の0.5%増に届かず。
4月分も速報の0.8%増から0.3%増に下方修正された。
また、耐久財在庫は0.2%減と、下落率は2013年5月来で最大を記録したことは4-6月期国内総生産(GDP)のマイナス要因となる。
1-3月期国内総生産(GDP)改定値は昨年に続くマイナス成長で、前期比年率0.7%減に落ち込んだ。
確定値では0.2%減に若干上方修正される公算。
4-6月期のGDPに関しては、本日の耐久財受注の結果を受けてバークレイズ銀のエコノミストが早速、従来の3.4%成長から3.1%成長へ引き下げた。
アトランタ連銀のモデルによる見通しは2.0%成長で、依然、エコノミスト予想の平均を大きく下回る。

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