[ワシントン 14日 ロイター] - 米労働省が14日に発表した3月の輸入物価指数は前年同月比で4.6%下落した。下落幅は2020年5月以降で最大。インフレ圧力の沈静化が示された。2月は1.1%下落だった。
3月の前月比は0.6%下落。2月は0.2%下落していた。ロイターがまとめたエコノミスト予想は、関税を除く輸入価格で0.1%下落だった。
燃料価格が2.9%下落。2月は5.7%下落だった。石油価格が1.2%、天然ガス価格が31.3%それぞれ下落した。
食料品は0.5%下落。燃料と食料を除くコア輸入物価は0.4%下落。2月は0.3%上昇していた。
資本財は0.1%下落。自動車を除く消費財は0.3%下落した。
輸出物価は0.3%下落。2月は0.4%上昇していた。農産物が1.5%下落。トウモロコシ、大豆、小麦、果物の価格が下落し、食肉の価格上昇を相殺した。
農産物以外の輸出価格は0.2%下落した。
輸出物価の前年同月比は4.8%下落。2月は0.8%下落していた。