[ワシントン 14日 ロイター] - 米商務省が14日発表した2月の企業在庫は前月比0.2%増えた。在庫投資が2023年第1・四半期の経済成長の足かせになる可能性があることを示唆した。
ロイターがまとめた市場予想は0.3%増だった。1月は0.2%減っていた。
2月の前年同月比は9.1%増えた。
22年第4・四半期は金利の上昇を背景に個人消費の伸びが鈍化したため、不要不急の財(モノ)の在庫が積み上がったことを主因として在庫が急増していた。
今年2月の小売在庫は0.7%増。推計値は0.8%増だった。1月は横ばいだった。
自動車在庫は1.6%増と、増加率は推計値の1.9%を下回った。1月は0.4%増えていた。
国内総生産(GDP)の算出に用いられる自動車を除く小売在庫は2月に0.3%増。推計値は0.4%増だった。
卸売在庫は0.1%増、製造業在庫は0.1%減った。
企業売上高は横ばい。1月は1.2%伸びていた。
2月の販売ペースに基づく在庫解消に必要な期間は1.36カ月となり、1月から横ばいだった。