[ストックホルム 17日 ロイター] - スウェーデン政府は17日発表した春季予算案の経済見通しで、今年の景気の落ち込みは当初予想していたよりもやや大きくなるとの見方を示した。
国内総生産(GDP)の見通しは1.0%減とし、12月時点の予想(0.7%減)を下方修正した。
スベンソン財務相は声明で「インフレ率が過去30年以上で最も高水準にあり景気が落ち込んでいる」と指摘し「政府は特に弱い状況に置かれている家計を保護し、インフレを抑制するための春季予算を提案する」と表明した。
2023年の総合インフレ率は5.9%と予想、12月の6.0%から引き下げた。
新たな支出と税制措置の規模は合わせて40億スウェーデンクローナ(3億8739万ドル)だった。