[27日 ロイター] - 米クレジットカード大手マスターカードが27日発表した第1・四半期決算は、予想を上回った。金利の上昇や高止まりするインフレも個人消費にほとんど影響を与えなかった。
調整後の1株当たり利益は2.80ドルで、リフィニティブがまとめたアナリスト予想の同2.72ドルを上回った。
純収入は11%増の57億ドル。予想の56億4000万ドルを上回った。
マイケル・ミーバック最高経営責任者(CEO)はアナリストとの電話会議で「経済の不確実性が続いているにもかかわらず、個人消費は驚くほど耐性を示している」と述べた。
第1・四半期はクロスボーダー決済が35%増加し、旅行需要の堅調さを示した。
決済総額(ドル建て)は15%増の2兆1000億ドルに達した。