[ニューデリー 23日 ロイター] - インド人材採用連盟は23日、同国のIT業界で2022年4月─23年3月の1年間に業務請け負い企業を通じた嘱託社員の雇用が前年比で7.7%減少し、約6万人が失業したと発表した。
連盟のロヒト・ブハティア総裁は「世界的なIT人材採用の減速」を反映していると説明。一方で製造、物流、小売り業界の人材採用は、国内の消費需要に支えられて堅調を維持しているとした。
1─3月期は、IT業界の嘱託社員が前期比で6%減少したと述べ、ソフトウエア業界では今後も数四半期にわたって採用が低迷するとの見通しを示した。
コロナ禍が収束して労働者が職場に戻ったことで、コロナ禍中のオンラインショッピングやリモート勤務で需要が増えたITセクターは今年、減速に直面している。