[モスクワ 14日 ロイター] - ロシア中央銀行は14日、ロシアのインフレ率は向こう数カ月は上昇し続けるとの見方を示した。
中銀は物価上昇の背景には消費活動の活性化のほか、通貨ルーブル相場の変化があると指摘。「現在の金融政策を踏まえると2023年のインフレ率は5.0─6.5%になると予想される」とした。ただ、24年には4%に戻ると予測した。
また、ルーブル安の加速がインフレ期待の上昇につながっているとの見方も示した。
ルーブルは14日の取引で一時1ドル=101.75ルーブルまで下落し、約1年5カ月ぶりの安値を更新した。その後、中銀が15日に政策金利について討議するために臨時会合を開くと発表したことを受け上昇に転じた。