[ソウル 23日 ロイター] - 韓国銀行(中央銀行)が23日発表した9月の製造業景況判断指数は、季節調整済みで67と前月の71から低下した。4月以来5カ月ぶりの低水準となったほか、2月以来最大の落ち込みを示した。
輸出低迷への懸念が高まった。
調査では、製造業企業の19.1%が不透明な経済状況を主要な課題として挙げ、前月の23.5%から低下。内需の弱さを挙げた企業は16.8%で同16.1%から増えた。
一方、輸出低迷を挙げた企業は16.2%と、同12.4%から大幅に上昇した。
今週公表された統計によると、8月1─20日の輸出は前年同期比16.5%減少し、11カ月連続で減少する見込みという。
非製造業の指数は77から76に低下し、6月以来の低水準となった。
中銀当局者はメディアブリーフィングで「中国がゼロコロナ政策を解除した後も、同国との競争激化や低調な同国需要回復から輸出が予想ほど伸びておらず、不透明な経済状況に対する懸念が高まっている」と述べた。