[ワシントン 29日 ロイター] - コンファレンス・ボード(CB)が29日発表した8月の米消費者信頼感指数は106.1と7月改定値の114.0(117.0から下方修正)から低下した。市場予想は116.0だった。インフレ懸念が再燃する中、3カ月ぶりに低下した。
CBのチーフ・エコノミスト、ダナ・ピーターソン氏は「消費者が再び物価全般、特に食料品とガソリンの価格上昇に心を奪われていることを示している」と指摘。「消費者信頼感の後退は全ての年齢層で見られた。また、世帯収入10万ドル以上の消費者と5万ドル未満の消費者で最も顕著だった」と述べた。
向こう1年間の期待インフレ率は5.8%と7月の5.7%から上昇した。
また雇用情勢について、職が「十分」と「就職困難」の回答から算出する労働市場格差は26.2と、前月の32.4から縮小し、失業率が8月に上昇する可能性を示唆した。