[北京/上海 11日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)が国内企業による大規模なドル買いに対する監視を強化していることが分かった。事情に詳しい関係筋3人が11日に明らかにした。
同筋によると、人民銀は週末に一部商業銀行と会合を持った。5000万ドル以上を買い入れる必要がある企業は人民銀の承認が必要になる。
人民銀はすでに、法人顧客に代わって大量のドル買いをする一部銀行に警告を発していたという。
人民元は今年に入ってから対ドルで約6%下落している。
関係筋は「最近の元下落は急激で、1ドル=7.5元を超えて元安が進むとの見方も多い」と述べた。
人民銀からは今のところコメントを得られていない。