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英総合PMI、12月速報は6カ月ぶり高水準の51.7 サービス堅調

発行済 2023-12-15 19:38
更新済 2023-12-15 19:45
© Reuters.  S&Pグローバル/CIPSが15日発表した12月の英国の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は51.7と、前月改定値の50.7から上昇し、6カ月ぶりの高水準となった。

William Schomberg

[ロンドン 15日 ロイター] - S&Pグローバル/CIPSが15日発表した12月の英国の総合購買担当者景気指数(PMI)速報値は51.7と、前月改定値の50.7から上昇し、6カ月ぶりの高水準となった。

エコノミスト予想の50.9も上回った。

サービス部門が堅調で、少なくとも現時点では景気後退を回避するのに十分な勢いが経済にあることを示唆した。

S&Pグローバル・マーケット・インテリジェンスのチーフビジネスエコノミスト、クリス・ウィリアムソン氏は「製造業が急激に縮小する一方、サービス業は幾分落ち着きを取り戻した」と述べ、金融サービス活動が2024年の金利低下への期待に支えられているとした。

サービスPMIは50.9から52.7に上昇し、6月以来の高水準。景況拡大・悪化の分かれ目となる50を上回ったのは7月以来2度目となる。

一方、製造業PMIは46.4まで低下し、17カ月連続の50割れとなった。

サービス業の新規ビジネスが堅調な伸びを示し、製造業の受注減を相殺。全体の受注が6カ月ぶりに増加した。

人員は4カ月連続で減少した。

中央銀行が注視しているサービス価格インフレは小幅に鈍化した。

同部門の産出価格指数は58.2から57.7に低下したが、過去の水準から見れば依然として高い。

総合指数では、生産への期待がこの3カ月で最も強くなっている。

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