Liang-sa Loh Faith Hung
[台北 9日 ロイター] - 台湾財政部が9日発表した昨年12月の輸出は前年同月比11.8%増の399億4000万ドルと、予想を上回った。米国向けのハイテク製品輸出が好調だった。対中輸出は減少が続いた。
ロイターがまとめた市場予想は4.9%増、11月は3.8%増だった。
財政部は1月の輸出を前年同月比20─24%増と予測。春節休暇が後ずれし、前年同月より営業日が増えることが主因。
12月は電子部品の輸出が前年同期比1.2%減の159億ドル。半導体輸出は0.8%減だった。
対米輸出は前年同月比49.7%増。11月は33.1%増だった。
対中輸出は前年同月比6.4%減の134億ドル。11月も6.3%減だった。
台湾の12月の輸入は6.5%減の288億4000万ドル。市場予想は7.3%減。台湾の輸入は完成品の再輸出の先行指標とされることが多い。