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米銀に新たな流動性規制必要、預金流出対応で=通貨監督庁長官代行

発行済 2024-01-19 10:28
更新済 2024-01-19 10:36
© Reuters. 米通貨監督庁(OCC)のマイケル・シュー長官代行は18日、昨年にシリコンバレー銀行など中堅銀行の破綻を招いた急激な預金流出に金融機関が対応できるようにするため、新たな流動

Douglas Gillison Pete Schroeder

[18日 ロイター] - 米通貨監督庁(OCC)のマイケル・シュー長官代行は18日、昨年にシリコンバレー銀行など中堅銀行の破綻を招いた急激な預金流出に金融機関が対応できるようにするため、新たな流動性規制が必要との認識を示した。

© Reuters. 米通貨監督庁(OCC)のマイケル・シュー長官代行は18日、昨年にシリコンバレー銀行など中堅銀行の破綻を招いた急激な預金流出に金融機関が対応できるようにするため、新たな流動性規制が必要との認識を示した。写真は2021年7月、ニューヨークの金融街で撮影(2024年 ロイター/Andrew Kelly)

コロンビア大学での講演原稿で「中堅行・大手行が、5日間の急激な資金流出に耐えるのに十分な流動性を確保するよう求める、照準を絞った規制要件の導入は真剣な検討に値する」と指摘した。

同氏はまた、連邦準備理事会(FRB)の「窓口貸出制度」を銀行が活用できる体制づくりも重要だと述べた。銀行は同制度の利用に適格担保を差し入れる必要があるほか、市場関係者に経営の弱さを知らせることになるとの懸念から大半の銀行が利用を避けてきた。

シュー氏は銀行に対し、定期的に同制度から試験的な資金引き出しを義務付けるなどして、想定すべき運用準備を明確にするルールが必要だと語った。

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