[パリ 21日 ロイター] - S&Pグローバルがまとめたフランスの3月のHCOBサービス部門購買担当者景気指数(PMI)速報値は47.8と、前月の48.4から低下した。
好不況の分かれ目となる50を10カ月連続で下回った。財・サービスの需要が減少し、雇用が縮小した。
ロイターがまとめた市場予想の48.7を下回った。
製造業PMIは47.1から45.8に低下。ロイターがまとめた市場予想の47.5を下回った。
サービス業と製造業を合わせた総合PMIも48.1から47.7に低下。ロイターがまとめた市場予想の48.6を下回った。
ハンブルク商業銀行のエコノミスト、ノルマン・リープケ氏は「フランス経済の回復は遅れており、少なくとも第2・四半期になる」と述べた。
フランス国立統計経済研究所(INSEE)は先週、第1・四半期の国内総生産(GDP)がゼロ成長となり、第2・四半期も0.3%の成長にとどまるとの見通しを示した。