Takaya Yamaguchi
[東京 8日 ロイター] - 財務省が8日発表した国際収支状況速報によると、2月の経常収支は2兆6442億円の黒字となった。ロイターが実施した事前予測での中央値は3兆1125億円程度の黒字で、公表された黒字幅は予想を下回った。
輸出入とも前年比プラスだったが差し引きの貿易赤字が縮小し、前年同月からは4439億円黒字が拡大した。旅行収支の黒字拡大も追い風となった。
同省によると、経常収支の黒字額は2月としては2021年(2兆9893億円の黒字)以来3年ぶりの高水準だった。
経常収支のうち、貿易・サービス収支は3365億円の赤字となった。第1次所得収支は3兆3069億円の黒字、第2次所得収支は3262億円の赤字だった。