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アキュセラ・インク---「エミクススタト塩酸塩」の臨床第2b/3相試験結果は6月に発表

発行済 2016-03-10 08:19
更新済 2016-03-10 08:33
アキュセラ・インク---「エミクススタト塩酸塩」の臨床第2b/3相試験結果は6月に発表
アキュセラ・インク {{|0:}}は9日、2015年12月期決算を発表。
決算は通期業績予想の範囲内に留まる。
提携からの収益は前期比32.0%減の29.02億円、営業損失が32.02億円、税引前順損失が30.70億円、当期純損失が30.76億円だった。
16年12月期については、提携からの収益が前期比3.9%~14.3%増の30.15億円~33.16億円、営業損失が45.15億円~44.55億円、税引前当期純損失は44.55億円~43.10億円を見込んでいる。
会社側では戦略的事業計画の結果として、社内での研究開発費用総額は増加し、来年以降も営業活動は純損失となると予想。
インライセンス等を通じた戦略的事業計画の遂行による前払金および社内研究開発費の増加に伴い、大塚製薬からの払戻を受けない営業費用が短期的に増加するものと予想している。
なお、製品候補である「エミクススタト塩酸塩」の臨床第2b/3相試験の完了および臨床第3相試験の開始に関連し、同社の収益は、大塚製薬から払戻される費用に直接連動して変動する。
そのため今期見通しについても、固定値ではなくレンジ形式で発表している。
2016年中旬に予定されている「エミクススタト塩酸塩」の臨床第2b/3相試験のトップラインデータ結果により臨床第3相試験の実施が支持された場合、かかる臨床第3相試験に向けた準備を開始する。
当面は、2016年における臨床第3相試験に関する費用として、プロトコル、現場調整および規制当局に対する活動を含む試験の調整費用等を計上している。
営業費用については、払戻される可能性のある研究開発費および払戻不可能な社内研究開発費および一般管理費により構成されている。
社内研究開発費は、主に事業ポートフォリオを拡大するためのインライセンスなどを含む事業開発費約15百万米ドル、糖尿病性網膜症、スターガート病の臨床試験及びその他の前臨床研究を含む研究開発費用約3.5百万米ドルを計上している。
2016年6月の臨床第2b/3相試験のトップランデータの開示および戦略的事業計画の遂行、社内研究によるパイプラインの拡大が今後注目すべきポイントだ。

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