[ミラノ 19日 ロイター] - イタリアの高級ブランド、プラダのパトリツィオ・ベルテッリ最高経営責任者(CEO)は1─4月の業績が好調だったとの認識を示した。
ロシア事業の停止や中国のロックダウン(都市封鎖)の影響を米国事業で相殺したという。イタリア紙コリエレ・デラ・セラの週間発行物レコノミアとのインタビューで述べた。
目標を修正する計画はなく、将来ミラノ証券取引所に重複上場することを検討する可能性があるという。同社は現在、香港証券取引所に上場している。
ロシアが売上高全体に占める比率は2%に過ぎないが、中国は「重要で、過去15日間、半分以上の店舗が休業となっている」という。
ただ、第1・四半期は米国事業が中国事業の低迷を補う形で業績が「予想を上回った」。4月初旬の業績も好調だったという。