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ナガイレーベン Research Memo(1):前年同期比で微減益となるも大きく懸念される結果ではない

発行済 2015-07-29 17:00
更新済 2015-07-29 17:33
ナガイレーベン Research Memo(1):前年同期比で微減益となるも大きく懸念される結果ではない
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ナガイレーベン (TOKYO:7447)は国内シェア60%超を持つ医療白衣のトップメーカーである。
発表された2015年8月期第3四半期(2014年9月−2015年5月)の連結業績は、売上高が前年同期比4.3%減の12,524百万円、営業利益が同7.3%減の3,837百万円、経常利益が同3.2%減の4,104百万円、四半期純利益が同4.2%減の2,580百万円だった。
業界環境や市場構造などに大きな変化はなかったが、一部の大口案件が第2四半期に前倒しで出ていた一方で第4四半期に後ズレも見られたことから前年同期比では微減益となったが、大きく懸念されるような結果ではない。
進行中の2015年8月期の通期業績は、売上高が前期比3.0%増の16,700百万円、営業利益が同0.2%増の4,931百万円、経常利益が同1.1%減の5,088百万円、当期純利益が同1.1%減の3,187百万円が予想されており、中間決算時に修正した予想と変わっていない。
期末時点の為替レートによっては経常利益、当期純利益も増益になる可能性もある。
会社は新しい中期経営計画(数値目標として2017年8月期に売上高17,500百万円、営業利益5,300百万円)を発表しているが、この目標に変更はない。
海外生産の拡大や利幅の大きい高機能性商品の強化を通じ、この目標達成を図る考えだ。
このほか、株主還元にも前向きであり、今期も既に公開買付けにより100万株(1,500百万円)の自社株買いを実施したことに加え、創業100周年の記念配当50円を発表した。
この結果、通常の配当(年50円)と合わせた今期の年間予想配当は100円となり、予想利益に対する配当性向(単体)は107.9%、総還元性向(単体)は156.5%になる見込みであり、この点は評価に値するだろう。
■Check Point ・国内シェア60%超の医療白衣トップメーカー ・リース案件の更新でずれ込みが発生するも通期で平準化される ・事業環境は当面は追い風 (執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

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