31日の欧米外為市場では、ドル・円は底堅い値動きを予想する。
月末に向けた需要が交錯し、方向感の乏しい値動きが見込まれる。
そうしたなか、米連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め加速への思惑が広がれば、ドル売りは縮小しそうだ。
前日発表されたドイツの消費者物価指数(CPI)は予想よりも強い内容となり、欧州中銀(ECB)による緩和政策からの転換を見込んだユーロ買いが先行。
ユーロ・ドルは1.1170ドル台に浮上し、ドル・円は121円後半で推移した。
本日アジア市場で仲値にかけて神経質な値動きとなり、ドル・円は122円半ばに上昇後は121円台に失速する場面もあった。
ただ、その後はおおむね122円台を維持し、下値の堅さが意識されているようだ。
この後の海外市場は月末を迎え、需要の交錯により方向感は乏しいだろう。
ウクライナ戦争や日銀オペにより値動きが大きかった分、調整が見込まれる。
一方、今晩発表の米コアPCE価格指数は伸びが前月よりもさらに拡大するとみられ、FRBの引き締め加速が意識されやすい。
足元では当局者から利上げ幅0.50%の可能性が示唆され、5月以降の連邦公開市場委員会(FOMC)での政策期待が高まれば米金利高を手がかりにドル売りは後退するとみる。
【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏・2月失業率(予想:6.7%、1月:6.8%)
・21:30 米・2月個人所得(前月比予想:+0.5%、1月:0.0%)
・21:30 米・2月個人消費支出(PCE)(前月比予想:+0.5%、1月:+2.1%)
・21:30 米・2月コアPCE価格指数(前年比予想:+5.5%、1月:+5.2%)
・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:19.6万件、前回:18.7万件)
・22:00 ウィリアムズNY連銀総裁開会あいさつ(NY市の将来に関する会議)
・22:45 米・3月シカゴ購買部協会景気指数(予想:57.0、2月:56.3)
・OPECプラス閣僚級会合
月末に向けた需要が交錯し、方向感の乏しい値動きが見込まれる。
そうしたなか、米連邦準備制度理事会(FRB)による引き締め加速への思惑が広がれば、ドル売りは縮小しそうだ。
前日発表されたドイツの消費者物価指数(CPI)は予想よりも強い内容となり、欧州中銀(ECB)による緩和政策からの転換を見込んだユーロ買いが先行。
ユーロ・ドルは1.1170ドル台に浮上し、ドル・円は121円後半で推移した。
本日アジア市場で仲値にかけて神経質な値動きとなり、ドル・円は122円半ばに上昇後は121円台に失速する場面もあった。
ただ、その後はおおむね122円台を維持し、下値の堅さが意識されているようだ。
この後の海外市場は月末を迎え、需要の交錯により方向感は乏しいだろう。
ウクライナ戦争や日銀オペにより値動きが大きかった分、調整が見込まれる。
一方、今晩発表の米コアPCE価格指数は伸びが前月よりもさらに拡大するとみられ、FRBの引き締め加速が意識されやすい。
足元では当局者から利上げ幅0.50%の可能性が示唆され、5月以降の連邦公開市場委員会(FOMC)での政策期待が高まれば米金利高を手がかりにドル売りは後退するとみる。
【今日の欧米市場の予定】
・18:00 ユーロ圏・2月失業率(予想:6.7%、1月:6.8%)
・21:30 米・2月個人所得(前月比予想:+0.5%、1月:0.0%)
・21:30 米・2月個人消費支出(PCE)(前月比予想:+0.5%、1月:+2.1%)
・21:30 米・2月コアPCE価格指数(前年比予想:+5.5%、1月:+5.2%)
・21:30 米・先週分新規失業保険申請件数(予想:19.6万件、前回:18.7万件)
・22:00 ウィリアムズNY連銀総裁開会あいさつ(NY市の将来に関する会議)
・22:45 米・3月シカゴ購買部協会景気指数(予想:57.0、2月:56.3)
・OPECプラス閣僚級会合